「駆け込みホットライン」とは建設業法の違反通報窓口で、違法の疑いがある建設業者の通報があると、必要に応じて立入検査等を実施し、違反行為が確認できれば監督処分等の対処が行われます。
主に国土交通大臣許可業者を対象に違反行為の通報が受付されます。
【通報の仕方】
- 通報者の氏名・住所・連絡先
(通報者には不利益が生じないように十分注意されます)
- 違反の疑いがある会社名・代表者名・所在地・許可番号・連絡先等
- 違反の疑いのある行為
誰が・いつ・どこで・いかなる方法で・何をした等の具体的な情報
【通報先】
TEL : 0570-018-240 10:00~12:00 13:30~17:00(土日祝祭日を除く)
FAX : 0570-018-241
Mail : kakekomi-hi@mlit.go.jp
【法令違反の事例】
請負契約上の法令違反
見積もり条件
- 不明確な工事内容の提示で下請負人に見積もりをさせた
- 定められた見積もり期間より短い期間で下請負人に見積もりをさせた
当初契約
- 書面による下請契約を交わさなかった
- 工事着手後又は工事終了後に契約書を交付した
変更契約
- 追加・変更工事が発生したが、変更契約を交わさなかった
- 工期の変更に伴い下請工事の費用が増減したが変更契約を交わさなかった
請負代金
- 元請人の一方的な強要により、下請負人の見積額や取引額を著しく下回る額で契約を交わした
- 工事着手後、又は工事終了後に下請額を一方的に決定し、下請契約を交わした
不当な使用資材の購入強制
- 下請契約後に使用する資材、購入先を指定し、下請負人が予定していた価格より高い資材を購入させる
やり直し工事
- 元請と下請の責任・費用負担を明確にしないままやり直し工事を行い、その費用を一方的に下請負人に負担させた
赤伝処理
- 下請代金の支払いの際、施行に伴い排出された建設廃棄物の処理費用、銀行手数料等を一方的に下請代金から相殺した
- 下請負人が使用した駐車場や宿舎使用料を実際の費用より過大に差し引いた
支払い保留
- 工事の引き渡し後、下請負人に対し、下請代金の一部を支払わない
長期手形
施工現場に関する法令違反
- 一括下請工事
- 現場に専任の監理技術者等が設置されていない
- 監理技術者等の名義貸し
- 施工体制台帳・施行体系図が作成されていない
- 無許可業者と500万以上の下請契約を交わしている
- 元請の一般建設業者が、下請け業者と3000万円(建築一式4500万円)以上の請負契約を交わしている
虚偽の申請による法令違反
- 虚偽の内容で建設業許可を取得している
- 虚偽の内容で変更届を提出している
- 虚偽の内容で経営事項審査を受審している
- 虚偽の内容で取得した経営事項審査の結果を公共工事の発注者に提出している