手形割引とは、手形の支払期日前に、金融機関・専門業者に手形を買い取ってもらい、現金化することです。
その際、手形支払期日までの日数分の金利を割引料として支払います。
さらに、金融機関・専門業者への手数料も加わるのも覚えておいてください。
メリットとしては、割引料・手数料を支払えば、早い段階で手形を現金化できる点でしょう。
そのため、急に現金が必要になったときに使える有効な手段です。
また、デメリットとしては、手形の振出人が不渡りを出した場合、手形の割引を依頼した人が手形の代金を支払わなければいけない点でしょう。
金額によっては、かえって資金繰りが悪化し、経営上の大きなリスク要因になります。
手形割引は、銀行・専門業者で受け付けています。両者の違いを表にまとめてみました。
銀行 | 専門業者 | |
---|---|---|
審査対象 | 依頼人の信用度 | 手形自体の信用度 |
割引率 | 定期預金や依頼人の信用力次第で変わる | 手形の銘柄によって変わる |
担保 | 定期預金、不動産の抵当権、保証人などが状況に応じて必要 | 原則不要 |
現金化までの日数 | 最短で2~3日程度 | 最短で即日対応 |
どちらに依頼するのがいいのかは、ケースバイケースです。
しかし、スピーディーさ・簡単さを重視するなら専門業者を、信頼度に自信があるなら銀行を使うのをおおすすめします。
ここで、専門業者を利用する場合の一般的な流れを見てみましょう。
1)Webページや電話で問い合わせを行い、申し込む。
2)審査を受ける。振出人の与信調査が行われ、最終的な割引料や取引日が確定される。
3)契約書類を作成し、受け渡しを行う。
4)振込、もしくは対面で現金を受け取る。
よりスピーディーに行うには、必要書類を事前に揃えておきましょう。
法人か個人かによって異なります。表にまとめてみました。
法人(=会社)の場合 | 個人の場合 |
---|---|
・割引したい手形 ・法人の実印 ・法人の謄本や印鑑証明書 ・代表者の身分証明書(運転免許証やパスポートなど) |
・割引したい手形 ・本人の実印 ・本人の身分証明書(運転免許証やパスポートなど) |
専門業者の場合、重視するのはあくまで手形自体の信用度です。依頼人の信用度はあまり重視されません。
そのため、用意すべき書類も、本人確認に重きをおいたものになっています。
ビジネスをやっていればすぐに手に入るものばかりなので、気軽に取り組みやすいでしょう。
建設業許可申請専門!お問い合わせはこちらから
メールでのお問い合わせはこちら
※掲載地域以外の都道府県でもお気軽にお問い合わせください。
キーワード検索
おすすめコンテンツ・カテゴリー
建設業許可手続き
よくあるご質問・Q&A集
一人親方
社会保険・労働保険
建設業の契約書・約款について
建設業許可と法人成り
専門家の活用
行政処分など
税金・資金調達・お金
建設業許可と会社再編
用語集
建設業に関連する資格・試験情報
その他の許認可手続き
Copyright (C) 2025 建設業許可申請.com All Rights Reserved.
掲載コンテンツ・イメージの転写・複製等はご遠慮下さい。