廃棄物処理法に基づき産業廃棄物処理業の許可を受けようとする場合は、産業廃棄物の適正な処理を行うために必要な知識と技能を修得するために講習会を受講します。
産業廃棄物処理業の許可申請を行う場合は講習会の修了証の写しを添付し、原本も持参します。
講習会の種類には2種類あります。
新たに処理業を行おうとする方を対象として、業務に必要な専門的知識と技能について受講します
既に許可を取得しており、更新を受けようとする方を対象として、引き続き業務を行うのに必要な専門知識と法改正事項等の最新情報等について受講します
基本的に誰でも受講できます。学歴・実務経験・国籍等は問いませんが許可を取得することが目的で受講する方は受講者に関する留意点があります。
法人の場合:代表者若しくはその業務を行う法人の役員又は事業場の代表者
個人の場合:申請者又は事業場の代表者
「産業廃棄物」の収集・運搬は8時半~17時まで、2日間に渡って行われます。
1日目:行政概論、環境概論について
2日目:安全衛生管理、業務管理、収集運搬について
修了試験 35問(うち行政概論17問)・40分
「特別管理産業廃棄物」の収集・運搬は8時半~17時まで、3日間に渡って行われます。
1日目:行政概論について
2日目:環境概論、特別管理産業廃棄物概論、安全衛生管理について
3日目:収集運搬、業務管理について
修了試験 48問(うち行政概論18問)・50分
「産業廃棄物又は特別管理産業廃棄物」の収集・運搬は9時~16時40分まで、1日間です。
1日目:行政概論、収集運搬について
修了試験 20問・30分
※試験は全て○×方式と四者択一方式で行われます。
全て満たすことが合格の条件となります。
※更新の場合は総得点の70%が合格条件です。
講習会を受講して修了試験に合格すると、2~3週間程で修了証が手元に届きます。
取得した修了証には5年間の有効期限があるので、新規申請をする場合はこの有効期間内に申請しなければなりません。
また更新の場合は有効期限が2年間となっているため、許可の更新をするまでにに更新講習を受講する必要があります。
更新講習を忘れると許可の更新ができませんので近くの開催日を確認し、忘れないように受講します。
産業廃棄物の収集・運搬課程の新規講習・・・30400円
特別管理産業廃棄物の収集・運搬課程の新規講習・・・46200円
産業廃棄物又は特別管理産業廃棄物の収集・運搬の更新講習・・・20000円
日本産業廃棄物処理振興センターのホームページからお申込みできます。
その場で受付完了でき、受験票もその日に出力できるので早いです。
事前に受講を希望する開催地の窓口に空席状況を確認した上で申込書を郵送します。
空席があった場合でも、申込書が到着した時点で定員に達している場合は受講できないこともあります。
電話による仮申込み等もできませんので期日に余裕がない場合や定員に余裕がない場合はインターネットでの申込みが確実です。
定員は各地域で異なりますが、100人~150人と枠が多くありませんので、近くの会場で受講できない場合は他県での受講も可能です。
無料で配布されている受講の手引にて全国の開催地と日程が確認でき、添付されている申込用紙で申し込むことができます。
現在ではコロナ感染対策のため、会場での講習会は行われておらず、オンラインで受講し、試験だけ会場で受験することになっています。
予約を行うとテキストが郵送されてくるので、それを元にオンラインで受講します。試験までに受講が完了すれば良いので、夜間や空いた時間で受講できます。
更新の受講も同じで、更新の2年前から受講できるので忘れずに修了しておきましょう。
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