建設業経理検定について

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建設業経理検定について


建設業の企業内で経理部門に所属する人を対象に、建設業の経理に関する知識と処理能力の向上を目的とした建設業経理検定試験というものが実施されています。

建設業経理検定は財団法人建設業振興基金が実施しており、難易度により1級~4級の試験があります。

制度の変更により建設業経理事務士は3級、4級のままですが、1級、2級は建設業経理士となりました。

【建設業経理事務士】

4級

初歩的な建設業簿記、初歩的な実務処理ができる。

(合格率76%ほど)

3級

建設業に係る基礎的な簿記、簡易な実務処理ができる。

(合格率62%ほど)

【建設業経理士】

2級

建設業に係る実践的な簿記、原価計算に関する知識を有し、決算の実務処理ができる。

(合格率35%ほど)

1級

建設業に係る簿記・会計学・原価計算ができ、会社法、企業会計に関する法規を理解し建設業の財務諸表を作成することができ、経営分析が行える。

(合格率 財務諸表:25%、財務分析:32%、原価計算:22%ほど)

1級の試験は3科目合格しなければならず、科目合格には5年間の有効期間が設けられていますので期間中に合格することで、1級建設業経理士を取得することができます。

【建設業経理士の評価】

建設業経理士を取得していると経営事項審査で評価されます。

  • 公認会計士等数
    社内で雇用する公認会計士等が審査項目にあり、公認会計士等には1級建設業経理士及び2級建設業経理士が含まれます。
  • 監査の受審状況
    監査の受審状況として会計監査人の設置・会計参与の設置・経理処理の適正を確認した旨の書類の提出でそれぞれ項目に応じて加点評価されます。

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